2026年2月8日

富士山本宮浅間大社の鉾立石(静岡県富士宮市)

静岡県富士宮市宮町

浅間神社楼門前の中央にある石を鉾立石と云ふ。毎年四月の始の中の日に浅間神社より山宮へ渡御される時、鉾を立てる石である。
静岡県女子師範学校郷土研究会 編『静岡県伝説昔話集』,静岡谷島屋書店,昭和9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1465072 (参照 2026-02-08)


2026年2月1日

野宮神社の神石/亀石(京都府京都市)


京都府京都市右京区嵯峨天龍寺立石町



岩石の表面は艶やかで、多くの人に撫でられてきたことが伝わる。

神石(かみいし)と亀石(かめいし)は音の類似で並立したものと思われる。

撫でる祭祀行為をおこなうことで祈願達成となる。野宮神社の主祭神に対する祭祀の媒体としての岩石であるが、写真のとおり岩石にも神酒が供えられている。

祈願をかなえる霊性を宿す岩石として一柱の神となった所以だろう。


2026年1月25日

三ッ石(山梨県韮崎市・甲斐市)

山梨県韮崎市穂坂町三ツ澤~甲斐市宇津谷


韮崎市の女夫石を訪れた際、近くの地図に記されていた場所。

「三ッ石」「三ッ石稲荷」の場所案内

畑地の中に、3体の岩石が顔を出している。現地に一切の標示はないが、位置から考えてこれらが三ッ石だと思われる。

道路際から撮影。

2個の岩石が隣り合う。

道路側にもう1個の岩石が存在。

すぐ近くに三ッ石稲荷が鎮まる。
純度100%の地元のためにある神社という趣で、外部に向けての由緒板などは置かれていない。
三ッ石の名を冠するが境内地にあるわけではなく、三ッ石がこの辺りの地名を兼ねるだけの可能性もあるので、岩石との直接の関係性は不明である。

三ッ石稲荷

この地は自治体区分上、韮崎市と甲斐市のちょうど狭間にあり、三ッ石稲荷は韮崎市にあるが、三ッ石自体は甲斐市に入っている様子である。
市制前の時代なら同じ共同体に属す存在だったことは想像に難くない。

現地は高台の尾根上に立地しているため、360度見晴らしがとても良い。三ッ石越しに八ヶ岳を良く遠望できた。

鉄塔の奥に八ヶ岳を遠望


2026年1月17日

愛宕様/愛宕山/庚申山(群馬県みどり市)


群馬県みどり市笠懸町阿左美

 

阿佐美の岩宿に、こんもりと雑木が茂る巨岩があり、岩のあちこちに石祠が祀られ、愛宕様として信仰されている。

『笠懸村誌』別巻 2 (資料編 民俗篇・石造物篇・建造物篇),笠懸村,1983.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9642955 (参照 2025-12-13)



岩山には頂上までのハシゴが掛けられていたが、危険につき立入禁止とあった。

岩宿遺跡が見つかった琴平山(標高196.2m)の東麓、現在は住宅地の合間に隆起する高さ10mほどの岩山を、愛宕様・愛宕山・庚申山などのさまざまな俗称で呼ぶ。

愛宕・庚申以外にも天満宮や熊野三山供養塔などが林立しており、残された石造物はおおむね18~19世紀の造立であることが記年銘などから判明している。

井戸を深く掘らないと水が湧き出にくい岩宿の地において、愛宕山の近くでは水がよく出たという。

かつては10月24日の秋祭りで奉納相撲が行われた。


2026年1月10日

映画に出ます

2026年公開の映画「真人の世界 日本文化のカミ」のお知らせです。

須田真人監督による自主製作映画(非商業映画)です。2時間30分の映画で、章立ては下画像のとおりです。

映画パンフレットより


ドキュメンタリーパートとドラマパートからなる作品とのことで、吉川は当然ながらドキュメンタリーパートで登場します。

映画に出るとはいいますが、たぶん「都祁の国」か「石座のある岩倉」あたりで数秒~数分の場面だと思います(私が奈良市都祁と京都市岩倉を案内しました)。


どんな内容になっているのか、私も作品の全体は知らないので何とも言えませんが、ドキュメンタリーパートの他の出演者の肩書を見るかぎり錚々たる顔ぶれです。さまざまな角度から日本列島のカミを探ろうとした気概気迫が伝わります。

石が一つのキーワードになっているのは間違いありません。岩石信仰について私なりに話せることを話しました。


映画コンテスト出品を目的にされた映画と聞いており、全国どこでも見られる映画ではありません。

2026年2月28日(土)午後に京都市で試写会が催されます。私は仕事中につき見れませんが、当日ご都合がつく方は要事前申込の上で観覧いただけます。

ご興味のある方は下記サイトからご確認、お申込をお願いいたします。


映画公式サイト
https://www.mahito-sekai.net/