15年間の調査に一段落です。
藤本浩一『磐座紀行』にだけ記録がある通称「三の磐座」です。
狛犬が片方欠けています。
場所は、何度も見たことのあるこの立岩の北斜面下でした。
灯台下暮しで。
「北ののぞき」から尾根を東に徒歩2分です。
『磐座紀行』の記述では、ここにたどりつけませんでした。あの記述では、違うところを捜査してしまいます。信じすぎたな。
立岩から北斜面下を覗き込むと・・・
上の写真の右下に見えますか?
現地にいても、樹林と露岩群に同化されており、気づきませんでした。
今まで、この場所に呼ばれていなかったんですねえ。
でも、だからこそ15年もこの山に何度も来られて虜になったとも言えます。
研究論文としてまとめるところまで来られたのも、まるで何度も足を運び追究せよと、与喜山に導かれたかのようです。
現在、論文の校正待ちでしたが、滑り込みでこの発見を追記修正する必要があります。
(許されるかな?)
いつか発表できればと思っています。
これで唯一残された謎ははっきりし、与喜山の調査は私の中でフィニッシュを迎えることができました。
先日、ブログでこの磐座の情報を募集したところ、情報提供をくださった高橋さん、誠にありがとうございました。日本の広さを実感しました。
(なぜご存知なのかと脱帽しました)
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