ページ
▼
↑ からメニューを選択できます
2017年5月4日木曜日
土生神社の三つ石(三重県いなべ市大安町)
三重県いなべ市大安町梅戸字三ッ石
土生神社境内。注連縄が巻かれた三体の石が参道の両脇に見える。
当地を梅戸井といい、かつて三つの村があった。
この三つの村の堺にあったとされるのがこの石で、「三郷の堺石」とも呼ばれていた。
願い事を叶えてくれる石として、地元の人々がよくお参りした。
石を揺らすと雨を降らせたり、オコリなどの病気を治したりと万能の霊石だったようだ。
このような民話がある。
ある時、梅さんと竹さんという二人の村人が、この石を自分たちだけのものにしようとして、一番軽そうな石を掘り出そうとした。
しかし、掘れども掘れども終わりは見えず、やがて二人は石化して亡くなったという祟り伝説を持っている。
この石の存在から、梅戸井郷の一称として三石郷の名がある。
<参考文献>
大安町教育委員会編 『大安町史 第1巻』 大安町 1986年
員弁郡国語サークル編 『国民教育シリーズ32 いなべの民話』 員弁郡教職員組合 1985年
- サイトマップ
- > プロフィール
- > 岩石信仰の研究
- >> 岩石信仰の研究領域の提唱
- >> 岩石信仰の起源に関する研究
- >> 自然石文化の研究
- >> 石神・磐座・磐境・巨石などの概念研究
- >> 「巨石遺構」説に対する批判的研究
- >> 人が岩石を見た時、接した時の心理的反応
- >> 連載
- >> 講演・講義
- >> フィールドワーク
- > 岩石祭祀事例
- >> 北海道・東北地方(北海道~福島)
- >> 関東地方(群馬~山梨)
- >> 北陸・中部地方(新潟~愛知)
- >> 近畿地方(三重~和歌山)
- >> 中国・四国地方(鳥取~高知)
- >> 九州・沖縄地方(福岡~沖縄)
- >> 皆様がお持ちの情報をお教えください
- > カタログ
- > 岩石の哲学
- > お問い合わせ
0 件のコメント:
コメントを投稿
記事にコメントができます。または、本サイトのお問い合わせフォームからもメッセージを送信できます。