岐阜県各務原市那珂長塚町
現地には特定の説明はないが、村上神社境内に岩盤が広がっていて、その一部には注連縄が張られている。
これは、小林義徳氏『那珂町史』( 龍文堂、1964年)に言及があり、大きくは二つの岩石に分かれるようである。
まず、上写真の注連縄が張られた岩石を「ドンコツ岩」と呼ぶ。
鯰岩の別称もあり、川魚のドンコツや鯰に似た形状から名付けられたと思われる。
岩の前には山神の碑も置かれている。
次に、上画像の岩盤を浜見岩、または沖見岩と呼んでいる。
かつてこの辺りまで内海が広がっていた時代、この岩の上より眺める沖浜が絶景であったことから名付けられたという。
村上神社の社地は丘になっていて、隣には境川が流れており、社叢が繁茂しているが麓を一望できる立地だったことは間違いない。
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