大阪府枚方市穂谷
屋形石 |
東側 |
西側 |
社殿背後に「屋形石」と呼ばれる2体の巨石が横並びしており、2体とも屋根のような形状と準えられている。
三之宮神社の一称に屋形大明神や屋形宮の名が伝わるが、「屋形」が当岩石の形状から由縁するものであれば、それらの名称が流布されたときには屋形石の信仰があったということになるだろう。
古墳石材ではないかともいわれるが、人工物、自然物の是非も含めて不明である。
三之宮神社は雨乞いの霊験で崇敬されたことで知られ、それは当社が山麓の川沿いに立地していることからも至極肯ける。
探訪時点では寡聞にして知らなかったが、拝殿向かって左側に「立石」があり、雨乞いの時にこの立石を川に沈める雨乞い儀礼も行われたことがあるという。
参考文献
『ひらかた文化財だより KAWARABAN』125 号(枚方市観光にぎわい部文化財課、2020年)
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