大阪府東大阪市善根寺
正しくは「春日神社」だが、他の春日神社と区別するため便宜上「善根寺 春日神社」とする。
境内の一角に、幅4~5mはあろうかと思われる岩石があり、広大な岩肌を見せて注連縄が巻かれている。
さらに、岩石の周囲は玉垣で囲われ、正面には賽銭箱を要した拝所も設けられており、明らかにまつられていることがわかる。
通称「磐座」と呼ばれるようだが、どうやら詳しい来歴は記録に残っていないらしく、実際のところどのような性格を有し、神聖視されてきた岩石なのかは言を控えなければならないだろう。
春日神社の本殿裏は山肌に接しているが、山肌からも岩盤が露出していることが確認できる。
さらにそのまま裏山へ進むと、残念ながらペンキの落書きがみられるものの、斜面に屏風状と形容できそうな岩石群も残っている。
春日神社本殿の裏に見える露岩 |
逆方向より |
裏山の露岩 |
善根寺春日神社敬神会のホームページによると、拝殿奥、本殿前のスペースに「おきよ石」という岩石が安置されており、由来によると昭和天皇乗船の船に積み込まれていた岩石を譲り受けたもので、いわゆる昭和時代の聖跡事例と言えよう。
なお、春日神社から東へ行って阪奈道路をまたぐと、東の山中に八幡神社(八幡山八幡宮)に至り、そこにも山中に露岩群がみられるという。
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