奈良県宇陀市榛原檜牧 字神田(高星)
『榛原町史』には「市杵島神社 檜牧字神田に鎮座。厳島神社ともいう。祭神、市杵島比売命、境内地三百六十九坪、例祭は八月廿三日というの外知る由もない。」と簡潔に記されるのみの神社である。
竹野(1937年)は社殿周囲に「完全なるストーンサークル」が遺存していると記す。近年、炭竈を築くために西方の一部が破壊されたともある。
市岐嶋神社 |
社殿の後ろには特に岩石は見られない。 |
境内の東方を中心に「遺存」している。 |
列石というより石垣状の石敷を見せて、環状列石の構築とは様相を異にする。 |
境内地において不要となった採石を一か所に集めた感もあるが、ひとまず東方以外に岩石群は認められず現状として「サークル(環状)」ではない。 |
参考文献
- 榛原町史編集委員会 編『榛原町史』,榛原町,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3015347 (参照 2024-03-24)
- 竹野次郎『奈良県宇陀郡内牧村に於ける皇租神武天皇御聖蹟考』 皇租聖蹟菟田高城顕彰会 1937年
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