昨年末から今春にかけて発表された各種成果をお知らせします。
これで数年来の取り組みの大方は出尽くしましたので、またしばらくはインプット作業に専念します。
それまでは下記の成果物をご覧いただけましたら幸甚です。
2023年12月
「愛知県北設楽郡設楽町(旧名倉村域)における自然石の文化財」を『地質と文化』第6巻第2号で発表しました。
地域調査の報告書ですが、自然石文化の取扱説明書としてお読みいただくことができます。
下のpdfで全文公開されています。
https://drive.google.com/file/d/1Fq9Rl8UfF6xiVf3Mf0JoJkxajNBiBxov/view?usp=sharing
2024年2月
「失われし岩石・巨石信仰。畏れと期待、その世界観とは。吉川宗明氏インタビュー」が、webメディア「Less is More. 」で掲載されました。
私および岩石信仰の世界を知っていただける、名刺代わりの文章となりました。
下のリンクからどうぞ。
https://note-infomart.jp/n/n2717b9684e42
2024年3月
「岩石信仰研究の視点」が、京都大学学術出版会刊『変動帯の文化地質学』に収録されました。
論文の体裁ではありますが、書籍の刊行意図に合わせて内容は概要的なまとめと後学への問題提起を主としています。
数年間はこの手の文を書く予定がないので、遺言めいたメッセージを込めました。
購入は下記の出版社HPや当HPのカタログからどうぞ。
https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814005161.html
2024年3月
平凡社刊『最新 地学事典』の「磐座」の項目を執筆しました。
150字程度のものですが、バランスの取れた磐座の意味を後世に残すことができました。
磐座の意味として参照されていくことを願います。
購入は下記の出版社HPや当HPのカタログからどうぞ。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b640570.html
2024年3月
「愛知県設楽町における岩石信仰の地質学的検証」を『大谷大学真宗総合研究所研究紀要』第41号で発表しました。
地質学者の鈴木寿志氏との共著です。地質学的見地はすべて鈴木先生によるもので、私は本論を岩石信仰の学史の中に位置付けるところを負いました。
あの巨石は人工物で巨石文化の遺産――などの言説に出会ったら、本論文を使って釘を刺していただければ幸いです。
pdfで全文公開されています。
https://otani.repo.nii.ac.jp/records/2000162
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