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2024年8月20日火曜日

「員弁川石の館」令和6年度水石展 全国の石(2024年夏合同展)

いなべまちかど博物館の一つ「員弁川石の館」(三重県いなべ市)が、いなべ市役所敷地内のシビックコア棟で出張展示していると知って見学しました。

同市内の「木工館コンドウ」との合同展という形をとっているので、水石とともに木工作品がコラボレーション展示されています。

会期は2024年8月16日~9月1日、見学時間9:30~16:00です。

私の訪問時は館長らしき方が在廊されていましたが、他の来場者の方と取り込み中で詳しいお話はできませんでした。


展示コンセプトは「今回の展示は40年にわたり全国の石友から頂きました、愛蔵石32石を、順次展示しようと計画致しました」とのこと(チラシから引用)。

個人所蔵の岩石は、世代交代の時にどのように途絶えず継承していくかが課題です。今後もコレクションが保存継承されていくことを願っています。

本場・員弁川石。

地元のみならず、全国の名石をバランスよく展示。

山水景情石はわかりやすく壮大・重量の象徴で水石の王道だが…

一見しての巨石・奇石だけが水石ではない。自然石の抽象性も包括するのが水石の魅力。

八海山石(新潟)。水が掛かっており水溜まりと乾きを形成。やはり右奥配置。

安倍川石(静岡)。壺のような佇まいだが内部まで穴があいた奇石。

水石は台座の設えも大きな見所。石の底面の浮きに合わせた細工。

展示品中最大の立石。剣山形とも姿石形とも形容できる。

尊像の見立てが濃厚だがそれさえも自由な受け止めでいいはず。

小品飾りの手本も選出。

鑑賞石を言葉で表すのも野暮(力不足)なのでこのあたりで。

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